着物買取を利用するからには、少しでも高値で売りたいというのが本音でしょう。
実は、着物には、高値で売るためのポイントがあります。
着物買取を利用するその前に、少しでも高値で売るためのコツをお伝えします。
Contents
そもそも、高値で売りやすい着物がある!
実は、同じ着物の中にも高値売れやすい着物というものが存在します。
正絹の着物
正絹(しょうけん)とは、絹素材100%で作られた着物のことです。
正絹は数ある着物の素材の中で最も格が高く、晴れの日の着物にも多く持ちられます。
そのため、流行り廃りに関わらず正絹の着物は高値での買取を期待することができるのです。
訪問着
訪問着は留め袖の次に格式が高いとされる着物で、結婚式や入学式など重要な式典に参列する際に用いられます。
着物を着る機会の少くなった現代でも活躍の場が多い着物のため高値で取引されます。
伝統工芸品・作家物
着物にも実は「ブランド品」が存在します。それが伝統工芸品や作家物です。
伝統工芸品とは、西陣織や大島紬といったように、各地域で培われた伝統的な製造技術を用いて作られた着物のことです。
作家物とは、着物の有名作家(デザイナー)が製作した着物のことです。
流行の着物
伝統的な衣装である着物ですが、実は着物にも流行りがあります。
着物の流行については、着物販売店や着物専門サイトなどが常に発信を続けています。
着物の流行は10年くらいで一巡すると言われているため、その時トレンドになっている着物が高値で売れやすい傾向にあります。
同じ着物でも状態によって値段が変動する
さらに、同じ着物であっても着物の状態によって買取価格は大幅に変動します。
未使用品
せっかく着物を購入したにも関わらず、着る機会がなくタンスの肥やしになっていることはありませんか?
着物は、一度着用するとどうしても汚れやシワが生じてしまうため、きちんと保管された未使用品であれば高値で買い取ってもらえる可能性が高まります。
保管状態が良い着物
また、一度以上着用した着物でも、保管状態が良く、汚れや虫食いがない状態であれば、高値がつきやすくなります。
着物は、タンスにしまいっぱなしにしてしまうと、虫食いやカビがつきやすくなってしまいます。
着ない場合でも数ヶ月に一度はタンスから取り出し、陰干しなどのメンテナンスを行うことが重要です。
サイズが大きい着物
意外に思われるかもしれませんが、サイズが大きい着物は通常サイズの着物よりも高値で取引されます。
これは、サイズが大きい着物のほうが仕立て直しが効くため、幅広い体格の方に販売しやすいためです。
証紙の有無
「証紙」とは、伝統工芸品や作家物の着物に添付される品質保証書のようなものです。
証紙がついた着物は、「ブランド物」であることが証明できるため、無い着物と比較して高値で取引されます。
着物の買取は早いほうが良い?
最後に、着物を買取に出すタイミングはできるだけ早いに越したことはありません。
着物には、流行り廃りがありますが、基本的に時代を減るごとに価値はどんどん下がってしまいます。
(一部の有名作家物やアンティーク着物を除く)
これは、着物の素材である布の性質上、経年劣化を避けることができないためです。
着物は、切手や古銭などのように年代が古いほどプレミア価値が高まるようなことは起こりにくいです。
そのため、売却を迷われている場合、すぐに買取専門店に相談してみることをおすすめします。
着物の中には高値で買い取ってもらいやすい種類が存在します。また、同じ着物であっても、着物の保管状態や証紙の有無によって買取価格は大きく変動します。高値で買取ってもらうためには、着物を売れやすい状態に保ったうえ、少しでも早く専門店に相談するのがおすすめです。