着物買取

着物買取価格が安い5つの原因!着物買取店は高額になりやすい?

大切な着物を買取に出そうと査定してもらったら、予想外に安かったと感じた人もたくさんいます。
着物の買取価格が安くなってしまうのには、それなりに原因がありまね。
今回は、どんな着物だと買取価格が安いのかについて、紹介しましょう。

着物の買取価格が安くなってしまう原因とは?

着物の買取価格がどうして安くなってしまうのか、その原因について紹介しましょう。

何度も着ている中古の着物

着物に限らず何でも、古くなればなるほど価格は下がるものです。
また、使用済みと未使用品とでは、大きく査定額も異なってきますね。

何度も袖を通した中古の着物となると、やはり買取価格も安くなります。
未使用の着物でも買った時の10分の1くらいが相場だと言われています。
どのくらい古くなっているかにもよりますが、それよりも買取価格は安くなると思っておいた方がいいですね。

着物の状態が悪い

未使用の着物でも、保存状態が悪いなどの理由で、着物自体の状態も悪くなってしまいます。
着物にシミやほつれ、傷がある、カビがあったりすると、どうしても価格は安くなります。
また、色褪せや色焼けなども同じです。

多少の劣化や状態の悪さなら買取ってもらえますが、大きく状態が悪くなっているものは買取自体が不可となります。

着物のサイズが小さい

日本人女性の平均身長は伸びていますから、着物のサイズも昔より大きなものが選ばれています。
小さなサイズの着物だと売れにくいですから、どうしても買取価格が安くなってしまいますね。

小さいサイズだと買った人が仕立て直ししたくても、丈が足りないなどの問題も出てきます。
だから、小さいサイズの着物はどうしても安くなってしまいますね。

ウールなどの素材が使われている

着物にどんな生地が使われているかによっても、買取価格は変わってきます。
正絹が一番高いですし、麻や綿などの天然素材も高めです。

逆にウールや化学繊維でできている着物は、元々の値段もそれほど高くありません。
必然的に買取価格も安くなってしまいますね。
買取店によっては、ウールや化学繊維の着物は買取しないというお店もあります。

証紙などの付属品がない

証紙や落款などの付属品がないと、例え高価な着物でも、価値は半分くらいに下がってしまいます。
大島紬などの伝統工芸品には、必ずこれらの付属品があり、本物だと証明しています。

これらの付属品がないと、本物かどうか疑わしくなります。
目利きの査定士なら見分けることもできますが、いざ売る段になると、証紙なしだと買う人が不安になってしまいますね。
そのような理由から、付属品なしの高級着物でも価格が安くなる場合があります。

着物を売る業者によって価格も安くなる

着物をどこに売るかによって、買取価格も安くなってしまいます。
着物を売れる場所としては、こんなところがありますね。

・リサイクルショップ
・古着屋
・質屋
・フリーマーケット
・オークション
・着物買取専門店

このうち、着物買取専門店以外は、かなり買取価格が安くなります。
着物の価値を判断できる査定士がいないからですね。

作家物や産地物の着物でとても価値があったとしても、リサイクルショップではただの古い着物だとしか鑑定されません。
本当なら40万円くらいの査定額だったとしても、2、3万円くらいにしかならないケースも多いですね。

つまり、着物の価値を正しく鑑定できる査定士がいないところへ売ってしまうと、かなり安く買い叩かれてしまいます。
やはり、専門知識や実績が豊富な着物専門の買取店に売るのが正解ですね。

着物をなるべく高く売る工夫をする

着物買取が安くなる原因について説明してきました。
これと逆のことをやれば、高く売れるということですね。
着物自体に問題がある場合には仕方ないですが、どこに売るかを考えるだけでも、損をしないで高く売ることができますね。

着物買取に出したのに、買取価格が安いとお悩みの人も多いですね。この記事では、着物買取が安くなってしまう原因について、詳しく説明しています。着物の状態や種類だけでなく、どこに売るかによって価格も変わってきますから参考にしてください。